今日は選抜高校野球の開会式です。
皆さんも知っているように、春はボーイスカウトがセレモニーのお手伝いをします。
昔はプラカードを持って行進していましたが、何年か前からプラカードは出場する高校の生徒が持つようになりました。
今は、大会旗や国旗、フラッグを持って行進しています。
この奉仕は、大阪連盟で当番の地区を決めてやっていました。
今から8年前は、みんなのいる南大阪地区が担当で、私もスタッフとして参加しました。
その時の奉仕隊長は、今は千葉に転勤したボーイの隊長で私の教え子です。
彼はおとなしい性格で、スカウトの前で大きな声を上げたりしたことがありませんでした。
しかし、練習の時に一度だけ怒ったことがあります。スカウトが約束を守らなかった時です。
テレビで放映されることからスカウトのスマートネスさを示さなければならないと我々大人は思っていました。
でも、高校生はめいめい自分がおしゃれだという格好をしていました。
選抜されたスカウトには女の子もいて、くるくるパーマのロングヘアーの子でした。
彼女に対しては、女性のスタッフが説得し、次の集会には見事ベレーの中に髪がおさまるように工夫してきました。(切ってはいないようでした)
でも、男の子の中でどうしても納得してくれないスカウトがひとりいました。
彼は茶髪のロングヘアーで、ネッカチーフが見えない状態でした。
副長やスタッフが何度も彼を説得しましたが、上の空の返事でした。
明日、甲子園に行くというその日に隊長が説得しました。
「君一人が原因で、ボーイスカウト全体の印象が悪くなる。よく考えてくれ。明日、俺の前にバシッとした姿で来てくれ」
彼は、しばらく考えてこう言いました。
「でも、俺は金がないから、散髪に行けないや」
隊長が怒ったのはその時です。
「君は今まで、そんなことを一言もいわなかったじゃないか。自分のスタイルを押し通そうとしていたのじゃないか。自分の信念を曲げない君にある意味僕は注目していた。
それが、最後になってその言い訳はなんだ!。帰ってすぐ散髪してこい」
言うまでもなく、次の日彼は五分刈りで出てきたことは言うまでもありません。
スカウトは、みんなの前で嘘をついてはいけません。
自分の考えに自信を持って、どうどうと発言することが大事です。
そして、間違っているとわかったら、素直に謝ることです。
「スカウトは誠実である」
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